8月30日は「防災週間」スタート。台風が多い今こそ見直したい、無理なく続く備えのコツ

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台風や水害に備える防災グッズを並べた室内のテーブル

窓の外がなんとなくどんよりしていて、落ち着かない日が増えてきました。
今年は台風の発生が相次ぎ、8月27日時点ですでに台風18号が発生していて、ニュースで進路図を見る機会がぐっと増えています。

そして実はちょうど8月30日から9月5日までは「防災週間」なんです。
毎年この時期に定められている週間で、政府や自治体からも備蓄や避難について呼びかけが行われています。
「そういえば防災グッズ、去年のまま放置してるかも」と、この記事を書きながら私自身もドキッとしました。

そこで今回は、のんびり屋な私でも三日坊主にならずに続けられている台風・水害対策を、食べるもの、電気まわり、浸水対策という切り口でまとめてみます。
難しいことは苦手なので、あくまで「日々の暮らしの延長でできる備え」という視点で書いていますので、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。


特別な非常食を買い込まない。「ローリングストック」でゆるく備える

防災の話になると、乾パンや専用の非常食セットを一式買い揃えなきゃ、というプレッシャーを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
私も以前はそう思い込んでいて、通販でまとめ買いした非常食を戸棚の奥にしまい込んだまま、賞味期限切れに気づかず処分したことがあります。
せっかく買ったのにもったいないことをしたなあ、と反省しました。

そこで今実践しているのが、農林水産省が推進している「ローリングストック」という考え方です。
これは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限が近いものから消費して、食べた分だけ買い足すことで、常に一定量の食品が家庭に備蓄されている状態を保つ方法です。
特別なものを新しく揃える必要がないので、続けるハードルがぐっと下がります。

やることは本当にシンプルで、レトルトカレーやパスタソース、缶詰、カップ麺など、もともとキッチンに置いてある常温保存できる食品を、いつもより少し多めに買っておくだけです。
政府広報では家庭での食品備蓄の目安として、最低でも3日分、できれば1週間分程度を確保しておくことが呼びかけられています。
うちでは月に一度、冷蔵庫と食品棚の整理をするタイミングで「賞味期限が近いものから献立に組み込む」というルールにしていて、気づいたら自然と備蓄が循環している状態になっています。

[参考]
今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方|政府広報オンライン
何をどれだけ? 食べながら備える食品の家庭備蓄|政府広報オンライン

好みが分かれるところですが、我が家では尾西食品のアルファ米シリーズを常備しています。
お湯だけでなく水でも戻せるので、停電と断水が同時に起きたときでも扱いやすく、常温でかなり長く保存できるのがありがたいポイントです。
カセットコンロと予備のガスボンベも1セット置いておくと、電気やガスが止まっても温かいごはんが食べられて、それだけで気持ちがだいぶ落ち着きます。

ローリングストックとは少し違う位置づけで、押し入れの奥に「本当の最後の砦」として置いているのが、セイエンタプライズの「サバイバルフーズ」です。
長期保存食市場を長年牽引してきたメーカーが、永谷園のフリーズドライ技術を使って開発した商品で、賞味期限がなんと25年という長さが最大の特徴です。
一般的な非常食の保存期間が3〜5年程度であることを考えると、一度買ってしまえば当分は買い替えを気にしなくていいという安心感は大きいです。
ローリングストックで賄えない「本当に大きな災害が起きたとき用」の保険として、1箱だけ買っておくという使い方がわが家にはしっくりきています。


スマホが命綱。モバイルバッテリーとポータブル電源、うちの使い分け

台風のたびに一番困るのが停電です。スマートフォンの充電が切れると、家族との連絡が取れなくなるのはもちろん、気象庁の防災情報や自治体からの避難情報すら受け取れなくなってしまいます。ここで頼りになるのが、モバイルバッテリーとポータブル電源です。

スマホ中心の備えなら、10000mAh前後のモバイルバッテリーがひとつあれば十分に心強いです。私が普段のバッグに入れているのは、オウルテックの「OWL-LPB10025MG」というモデルです。
MagSafe対応でケーブルなしでiPhoneにピタッとくっつけて充電できるので、片手がふさがっている状況でも扱いやすく、スタンド兼用のスマホリングが付いているのも地味に便利です。普段はデスクの充電スタンド代わりに使いながら、いざというときはそのままバッグに入れて持ち出す、という使い方をしています。

一方で、停電したときにスマートフォンだけでなく、冷蔵庫や扇風機、照明なども使いたいとなると、モバイルバッテリーだけでは少し心もとありません。そんなときに頼りになるのが、ポータブル電源です。
私が防災用として気になっているのが、Jackeryの「ポータブル電源 1000 New V3」。1,024Whの大容量に加えて、定格出力1,500Wに対応していて、スマートフォンの充電はもちろん、扇風機や照明、小型冷蔵庫などにも使えます。
もちろん、実際に冷蔵庫をどれくらい動かせるかは、冷蔵庫の消費電力や運転状況によって変わります。また、冷蔵庫は起動時に一時的に大きな電力を必要とすることがあるので、購入前にご家庭の冷蔵庫の仕様を確認しておくことも大切です。
決して安い買い物ではありませんが、停電が数日続いたときのことを考えると、在宅ワークでパソコンを使う方や、小さなお子さんがいるご家庭には心強い防災アイテムになりそうです。私も「スマホだけ充電できればいい」という備えから一歩進んで、冷蔵庫まで含めた停電対策を考えてみたいと思っています。

意外と見落としがちなのが「満充電までにかかる時間」です。
台風が接近してから慌てて充電しようとしても、フル充電に何時間もかかるモデルだと間に合わないことがあります。
最近のモデルには1時間前後で満充電できるものも増えているので、購入前にスペック表の充電時間もチェックしておくと安心です。
そして一番大事なのは、月に一度は残量を確認して充電しておく習慣をつけること。買ったまま放置して、いざという時に空っぽだった、では意味がありませんので、この点だけは自分への戒めとして書いておきます。


玄関からの浸水、止水板の導入を検討中です

台風というと停電ばかりに気を取られがちですが、うちのように低い土地にある家では、大雨による「浸水」も見過ごせないリスクです。
以前、近所で短時間の激しい雨が続いた際に、道路が冠水して玄関先まで水が迫ってきたことがあり、それ以来ずっと「うちも何か対策をしなくちゃ」と思いながら先延ばしにしていました。

そこで今、購入を検討しているのがアイリスオーヤマの「止水板 防水板 FCB-61」です。
持ち手が付いていて軽量なので、女性ひとりでも玄関前に立てて設置できそうなところに惹かれています。
従来の土のうは、袋に土を詰める作業自体が重労働で、使用後の処理にも困るという話をよく聞くのですが、樹脂製の止水板であれば水で洗って繰り返し使えるのも魅力です。

複数枚を連結できるタイプを選べば、玄関の幅に合わせて調整できるらしいので、我が家のように間口がやや広い家でも対応できそうです。
もちろん止水板だけで完全に浸水を防げるわけではないので、購入したあとも「大雨が予想される段階で早めに設置する」という運用まで含めてセットで考えておきたいところです。
次のボーナスが出たら、本気で導入を検討しようと思っています。


今日からできる、小さな一歩

台風への備えは、一気に完璧を目指そうとすると疲れて続かなくなってしまうものだと、私自身の失敗を通して実感しています。
結局は、日々の暮らしの延長で少しずつ整えていくのが、一番長続きするコツなのだと思います。

防災週間をきっかけに、まずは冷蔵庫と食品棚の中身をローリングストックの視点でのぞいてみる、あるいはモバイルバッテリーの残量を確認してみる。そんな小さな一歩から、この台風シーズンの備えを始めてみませんか。
落ち着かない日でも、心のどこかで「うちは大丈夫」と思えるくらいの余裕を、一緒に作っていけたら嬉しいです。

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